日本工業経済新聞社(群馬)
2017/08/29
【群馬】建設系学科に在学する女子高校生と意見交換会
国土交通省や県、地元建設業などで活躍する女性技術者と県内の建設系学科に在学する女子高校生が25日、なるほど!やんば資料館で意見交換会を開催した。建設業界に女性職員を呼び込もうと開催された同会には前橋工業や桐生工業、利根実業の3校から1年生19人の女子高校生が参加。現場見学会と意見交換会を通じて、建設業への理解を深めた。
意見交換会では、国土交通省八ッ場ダム工事事務所や県前橋土木事務所、八ッ場ダム工事JVの清水建設、地元業者の沼田土建などが、女性が活躍するうえで取り組んでいる活動を紹介。その中で大変な事や、やりがいなどを語った。
その後、各校の生徒から職に就いたきっかけや子育て環境などについて質問が投げかけられ、各職員が答えた。中には収入面に関する鋭い質問も飛び、女性職員はたじろぎつつも、オブラートに包みながら回答した。
担当者は「現場の女性と高校生が交流できる貴重な場。業界をアピールするためにも、広く活動していきたい」と意欲を示した。