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建通新聞社(中部)
2017/08/29

【三重】斎藤製菓が中勢北部サイエンスシティに菓子製造工場新築へ

  菓子製造・販売を手掛ける斎藤製菓(豊橋市下地町字宮腰80)は、津市あのつ台の産業団地「中勢北部サイエンスシティ」の流通区域に菓子製造工場を新築するため、8月23日に津市と立地協定の調印式を行った。施設計画については、現在、設計を進めており、施工者を選定後、10月ごろ工事に着手し、早ければ12月末に完成し、2018年2月ごろの稼働を目指す。
 新工場は鉄骨造平屋一部2階建て延べ約3000平方b。菓子製造ラインを設置する。進出場所はあのつ台1ノ8ノ3(L―9区画)で、面積は9988平方b。同社では、工場見学用のコースを工場内に配置するため、稼働後に6カ月程度を空けて、必要な改装を追加工事として行う計画だ。
 設計は豊橋市内の設計事務所に委託して進めている。施工者は現時点では未定だが、同社工場などの建設で、従来から施工実績のある企業を軸に選定する考えだ。
 総投資額は約9億円で、内訳は土地購入費が2億5000万円、工場建築費が4億5000万円、機械類などが1億5000万円、その他(予備費)で5000万円。同社は全国のおみやげ菓子のナショナル・ブランドのOEM生産を行っており、今回の工場では、全国各地の素材を材料としたプレッツェル(焼き菓子)を主力とした新商品の製造ラインを計画している。同社の斎藤祥文社長は「三重県の素材を利用した新商品も開発していきたい」と話し、完全稼働の3期目には売り上げ高8億円体制を目指す。前葉泰幸津市長は「いろいろな地域で展開される勢いのある会社にきていただき感謝している」と述べた。
 新工場が完成すると全国では7工場目、三重県では松阪工場(松阪市)に続いて2番目の工場となる。

提供:建通新聞社