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秋田建設工業新聞社
2017/08/28

【秋田】農地・農業用施設の復旧に8.6億円/下浜・河辺・雄和などに充当

 秋田市農地森林整備課は、7月22・23日の大雨で被災した農地や農業用施設の復旧経費として、8月臨時補正分の計8億6,033万円を充てる。このうち復旧事業(下浜、河辺、雄和等)費は7億4,520万円、雄和など10土地改良区の農地・農業用施設復旧の補助金は1億1,513万円。また、林業施設災害復旧事業には2億1,780万円を充てる。
 今月9日現在の被害状況は、土砂の堆積や畦畔崩落などが起こった農地が250カ所、被害額3億230万円、ため池の決壊や水路の閉塞などがあった農業用施設が395カ所で12億6,790万円、路体の崩壊や路肩の崩落などがあった林道は31路線、3億300万円となっている。
 復旧事業の事業費は農地18カ所の復旧、農業用施設59カ所の災害復旧設計委託や実施設計委託、復旧工事、水路・農地等の土砂撤去および水路補修等に充てる。工事費は6億1,530万円、修繕費は6,378万円、委託費は6,612万円。なお、1日の専決処分では工事費1,000万円、修繕費1億円、委託費3,400万円を別途、予算化している。通常は3割を徴収する調査設計の受益者分担金は、全額免除する。
 また、土地改良区の補助金は工事費が5億4,080万円、設計費が8,602万6,000円で、通常は3割の補助となる調査設計費については、全額補助する。
 林業施設の災害復旧事業費は、国見山線など14路線に充てる。工事費は1億8,390万円、修繕費は1,250万円、委託費は2,140万円。1日の専決処分では別途、工事費500万円、修繕費5,600万円、委託費6,500万円を予算化している。


提供:秋田建設工業新聞社