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建通新聞社(東京)
2017/08/24

【東京】都 江北、王子本町の2団地基本設計で設計者特定

 東京都東部住宅建設事務所は「都営江北七丁目団地基本設計」を浦野設計東京本社(文京区)に、「都営王子本町三丁目団地(第3期)基本設計」を唯設計(港区)に委託する。いずれもプロポーザル方式で選定し、8月23日の見積もり合わせで両者が提示した金額で契約する。老朽化した既存住宅を解体し、江北七丁目は約600戸、王子本町三丁目は約120戸の規模で新たな住宅を建設する。24日に随意契約を結んで作業を開始する。
 江北七丁目団地は、1968年の完成から約50年が経過し、老朽化が著しい都営上沼田第3アパート(足立区江北7ノ12他、敷地面積約1万1000平方b)を建て替えて整備する。
 15棟(604戸)で構成する既存住宅は全て解体除却し、跡地に鉄筋コンクリート造で600戸程度の規模の住宅を新築する。付帯施設として集会所、駐輪場、駐車場、廃棄物置き場などを配置する。敷地の用途地域は第1種中高層住居専用。建ぺい率は60%、容積率は200%と300%。
 基本設計の履行期間は75日間。契約予定額(税込み)は928万8000円。
 一方、王子本町三丁目団地は、都営王子本町三丁目アパート(北区王子本町3ノ1)を建て替えて整備している住宅。これまでに第1期事業が完了し、現在は第2期事業を進めている。
 最終となる第3期事業では、敷地北側にある13〜16号棟の4棟(67年と71年に完成、188戸)を解体し、その跡地に鉄筋コンクリート造で約120戸の住宅を建設。付帯施設として集会所、駐輪場、駐車場、廃棄物置き場を設ける。今回の事業区域面積は約6600平方b。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。
 基本設計の履行期間は75日間。契約予定額は631万8000円。

提供:建通新聞社