建通新聞社
2017/08/25
【大阪】住吉市民病院跡地 病院事業者を公募
大阪市は、2017年度末に閉院する住吉市民病院について、跡地における病院事業予定者をプロポーザル方式で公募する。応募書類を9月27日〜10月6日に受け付け、プレゼンテーション審査などを経て事業者を決定する。
参加要件は、過去5年間にわたり医療施設の経営実績がある医療法人など。用地は、売却または50年間の定期借地権、30年間以上50年間未満の事業用定期借地権による貸し付けを設定する。用地は部分利用も可能だが、南側の既存施設を利用した暫定運営が望ましいとしている。また、新病院については、20年4月を目標に開院することを求めている。既存建物の解体撤去や土壌汚染状況調査、措置については市が実施することになる。
事業地の敷地面積は1万5730平方b。用途地域は準工業地域。既存建物の延べ床面積は、病棟が北館、西館、本館合わせて1万1365平方b、事務所・倉庫などが4522平方b。所在地は大阪市住之江区東加賀屋1ノ2ノ16。
同病院跡地への民間病院誘致を巡っては、過去に公募を2度行うも不調となり、個別誘致で医療法人三宝会を選定していた。しかし、病院側の設計ミスなどにより新病院の開業が遅れることなどから事業撤退。その後、新たに病院運営に意欲を示す医療法人が現れたため、市は再度事業者を公募することにした。