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北陸工業新聞社
2017/08/24

【富山】県のリフレッシュ工法協が設立/発展・普及へ結束、会長に岡部氏

 老朽化モルタル吹付法面補修工法の発展・普及を目的とした「富山県のリフレッシュ工法協会」の設立総会が23日、富山市の県民会館で開かれ、会長に岡部の岡部竜一常務取締役を選出するとともに、事業・活動計画などを承認した。
 「のリフレッシュ工法」は、老朽化した吹付モルタルのり面を取り壊すことなく、繊維吹付工(増厚工)などでリフレッシュさせるもの。モルタル面や表層地盤を安定させ、施工の安全性や信頼性を高める。建設廃棄物を発生させず、環境にも優しい工法。
 協会は、県内土木会社の会員14社で構成。総会では、「会員が一致協力して工法の発展と普及に努め社会に貢献していく」などを内容とする設立趣旨が説明され、協会組織、会則・細則、事業・活動計画、収支予算を審議し、了承した。中部・のリフレッシュ工法協会の金藤達也会長(ライト工業中部統括支店常務執行役員支店長)が「法面構造物を更新・補修する時期が本格化し、しっかりと実績づくりを重ねることが重要で、工法の改善や改良を加えていく。後方支援に努め、1件でも多く実績をつくっていきたい」と述べた。
 今年度の事業・活動計画によると、積算資料を整備し、現場見学会や講習会を開催するほか、国土交通省や富山県、建設コンサルタントへ工法のPR活動を展開していく。
 会長以外の役員は次の方々(敬称略)。▽副会長(監事)/富崎隆雄(新栄建設)、吉沢修(関口組)▽事務局/雨宮圭治(ライト工業富山営業所)
 引き続き、工法説明会が行われ、ライト工業施工技術本部の黒柳啓副本部長が工法(増厚タイプ)NETIS登録技術、改良への取り組み「樹脂吹付タイプ」について解説。既設モルタル補修型(増厚、空隙充填タイプ)、地盤補強型の概要や効果を指摘した上で、工期短縮や省スペースなどを特徴とする樹脂吹付タイプの施工手順を詳しく説明した。

hokuriku