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　石川県土木部営繕課はこのほど、金沢市近岡町地内ほか「金沢港機能強化基礎調査（上屋整備）業務委託（建築）」について、アイエス建築設計事務所　Ｔ・Ｏ・Ｎ・Ｅ　中元建築設計事務所　ヒゲウコン建築事務所　釣谷建築事務所　五井建築研究所　大屋設計　中島建築事務所の８社で指名競争入札を実施し、７０４万３０００円で応札のアイエス建築設計事務所を落札者に決定した。
　委託内容は、コンテナ上屋の集約に伴う基礎調査や、課題整理などを行う。無量寺、戸水、御供田の３ふ頭に点在する県営、民営の上屋のうち、無量寺と戸水ふ頭内にある７棟については、県東部工業用地を移転先にあて、上屋の再配置が計画されている。
　履行期限は１１月１７日となっている。
　県では、金沢港における１０万トンクラスの大型クルーズ船の接岸を可能とする国直轄による無量寺岸壁増深工事に合わせ、クルーズ船乗客と貨物船の受け入れ体制の機能強化を図っていく。
　このほか、金沢みなと会館の建て替えなども計画し、一連の工事は東京五輪及び金沢港開港５０周年の前年にあたる１９年度末までに完了させる。