建設新聞社
2017/08/24
【東北】東北6県・仙台市の契約率は47・3%/東北の第1四半期公共事業等施行状況 /総務省
総務省は、2017年度第1四半期(4月〜6月)の公共事業等施行状況調査結果をまとめた。東北6県・仙台市の実績を見ると、予算計上等額2兆0693億円のうち、9793億円が契約済みで、契約率は47・3lとなった。東北の市町村は、予算計上等額1兆7291億円のうち、44・1lの7620億円が契約済み。契約率を前年同期と比べると、東北6県・仙台市では1・2ポイント減。市町村では3・1ポイント増となった。秋田県と同県の管内市町村で契約率が大幅に上昇する一方、山形県と福島県が前年同期を下回っており、特に福島は8・4ポイント減と大幅に落ち込んだ。
調査は、都道府県・政令市、市区町村の公共事業費のうち16年度からの繰り越し分と17年度予算計上分の合計額(国庫補助事業と地方単独事業を含む)を対象として、6月末時点の契約済額、支出済額を調べた。
都道府県・政令市の区分では、青森県が予算計上等額1407億円・契約済額580億円(契約率41・2l)・支出済額180億円、岩手県が4549億円・2379億円(同52・3l)・682億円、宮城県が6312億円・3417億円(同54・1l)・283億円、秋田県が1315億円・588億円(同44・7l)・131億円、山形県が935億円・362億円(同38・7l)・104億円、福島県が4682億円・1846億円(同39・4l)・270億円、仙台市が1493億円・621億円(同41・6l)・97億円だった。
契約率を前年同期と比べると、秋田の4・2ポイント増を筆頭に宮城の1・6ポイント増、青森の1・1ポイント増、岩手の0・3ポイント増と4県で増加する一方、福島が8・4ポイント減、山形が1・2ポイント減と減少。福島の落ち込みが目立つ結果となった。
市町村の区分では、青森県内が予算計上等額1104億円・契約済額500億円(契約率45・3l)・支出済額126億円、岩手県内が3675億円・1703億円(同46・3l)・485億円、宮城県内が6946億円・3079億円(同44・3l)・544億円、秋田県内が1009億円・462億円(同45・8l)・54億円、山形県内が1066億円・409億円(同38・3l)・75億円、福島県内が3491億円・1467億円(同42・0l)・172億円。
全国の自治体の契約率は43・6lで前年同期より1・8ポイント増となった。支出済額の割合は前年同期より0・1ポイント減の7・7l。予算計上額は21兆4388億円で、契約済額は9兆3490億円。うち支出済額は1兆6445億円だった。
提供:建設新聞社