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日本工業経済新聞社(茨城)
2017/08/19

【茨城】水戸聾学校の宿泊棟改築で年度内に本体工発注へ

 県土木部営繕課は、水戸聾学校寄宿舎宿泊棟改築に向け、既存施設の解体工事に係る一般競争入札を早ければ10月にも公告する。本体工事は3件分離(建築・電気設備・機械設備)で本年度内に発注する。概算事業費は約3億円。
 水戸聾学校(水戸市千波町)は1908年創立。2015年5月現在で幼稚部・小学部・中学部・高等部合わせて78人の生徒が在籍している。寄宿舎宿泊棟は築45年が経過し老朽化著しいため、プレハブを建てた後、解体し既存地に改築する。敷地は3万1229uで、用途地域は市街化区域と第二種中高層住居専用地域。
 改築規模はW造2階建て、延べ890u程度。舎室12室をはじめ、指導員室、談話室、洗濯室、宿直室がそれぞれ2室、そのほか舎務室、舎監室、多目的室、倉庫などを置く。実施設計は椛搦R栄建築設計事務所(土浦市)と拒蝟建築設計事務所(同市)のJVが策定した。
 本年2月には教育庁財務課が仮設寄宿舎宿泊棟の賃貸借を発注し、郡リース鰍ェ月額376万円(税抜き)で落札。仮設寄宿舎宿泊棟の使用開始後には、既存施設の一部(RC造2階建て、延べ約1600u)を解体し、跡地に新施設を整備する。
 解体工事は10月にも一般競争入札で発注し、続けて年度内に本体工事を3件分離で公告する。外構工事は18年度に実施する。
 なお昨年度には、営繕課発注で、改築に伴う切回しの機械設備工事を釜a幸工業(茨城町)、電気設備工事を佐藤電設梶i水戸市)が実施した。