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北陸工業新聞社
2017/08/23

【富山】前田建設工業/リコチャレ現場見学会開く/建設業の面白さ、感動を体験

 前田建設工業(東京都千代田区、前田操治代表取締役社長)は22日、JR富山駅前で建設中の再開発工事現場で、「リコチャレ現場見学会in富山」を開催した。
 内閣府や文部科学省、経団連が連携し、理工系分野に興味がある女子学生の進路選択を応援する「理工チャレンジ」(リコチャレ)の趣旨に賛同し開いたもの。普段見れないビックプロジェクトを見てもらい、建設業の面白さや感動を体験してもらうのが狙い。同社で今年、北陸と九州地区でそれぞれ実施。
 見学会は、桜町一丁目4番地区市街地再開発組合が発注の施設新築工事(施工=前田建設工業・タカノ建設・寺崎工業JV)のうち、18階建てとなる住宅棟(集合住宅)で行った。富山市在住でいずれも女性の小学2、3年生7人と中学生1人、保護者が参加。
 一行はまず、富山市新桜町2丁目の事務所に集合。作業所長の光河天道氏が完成イメージのCG動画を交え、計画概要などを説明した上で、「コンクリートの建物は、鉄の棒が入っていないと地震で壊れる。鉄の棒は弱い部分を補う重要な役割を果たしている」などと紹介した。
 18階のうち、12階部分の工事が進む現場では、工事用エレベータで最上階まで移動。説明を受けた後、9階から4階までの各階で、光河所長が進捗状況を解説した。
 見学後、保護者が建設現場での女性の需要に関し質問。光河所長は「内装(家具)やクリーニングなどの仕上げは、女性の方が合っている職種」とアドバイス。また、閉会のあいさつで光河氏は、「皆さんはこれからいろんな職業に就き、働いていくと思いますが、こういう業界も選択肢の一つにしてもらえれば嬉しい」と呼び掛けた。

hokuriku