安城市は、市南部の名豊道路和泉インターチェンジや安城碧南線に隣接する交通利便性の高い榎前町に工業団地を開発する。同市は「榎前工業団地東地区計画」を決定し、2017年度から造成工事に着手、18年度に工事完了、分譲募集を開始する。
榎前工業団地東地区計画によると、榎前町杭山の一部約3・6fを造成。優良な工業団地として基盤施設を構築するとともに、地区周辺の環境と調和を図りつつ、機能的で活力ある産業空間の形成を図る。
地区施設の整備方針については、効率的な土地利用の誘導に配慮した道路を配置し、幹線道路への交通の円滑な処理を図る。また、周辺の生活環境を維持保全するため、周囲に緑地や調整池を配置する。
建築物などの整備方針については、製造業に属する工場施設や、関連する研究開発施設。建築物の容積率の最高限度が10分の15、建ぺい率が10分の6、敷地面積の最低限度を3000平方bとしている他、壁面位置などの制限を定めている。
地区整備計画では、道路計画として道路1号(延長約200b、幅員約13b)、道路2号(延長約200b、幅員約10b)、道路3号(延長約210b、幅員約9・5〜約10b)を整備する。
緑地計画として、緑地1号(面積約840平方b、幅員約5b)、緑地2号(面積約900平方b、幅員約5b)、緑地3号(面積約500平方b、幅員約5b)、緑地4号(面積約1090平方b、幅員約1・5〜5b)の他、調整池1号(面積約2300平方b)を配置する。
同市は、市内企業の市外への流出抑止、新規産業の誘致を目的に、名豊道路を挟んだ西側に「西地区」として約14fの開発も計画しており、関係機関との事前協議を進めている。
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建通新聞社