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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/08/22

【山梨】旧施設解体後に発注 笛吹市の御坂分団新詰所建設

 笛吹市は、消防団御坂分団詰所建設事業を進めている。敷地にある旧保育園施設を11月までに解体し、間を置かず工事を発注。年度内の完成を目指している。
 同市の消防団は、合併前の旧町村単位に7分団、82部で活動を行っており、車庫のみの建物も含めて市内85カ所に詰所を置いている。今回は、御坂分団の4つの部の合併に伴い新たな詰所を整備するもの。
 建設地には合併前の御坂町立ひみね保育園の敷地が充てられる。1982年に建てられた保育園は合併前に閉鎖されており、その後は2015年12月まで社会福祉協議会が運営するデイサービスセンターとして活用されていた。
 新詰所は旧保育園の敷地のうちA254uを建設用地として、S造2階建て延べ約71u規模で計画されている。階下を車庫として、2階部分に詰所を置く標準的なスタイル。
 現在、旧保育園施設の解体を行っているところで、当初は8月には更地として建設に備える予定だった。ところが、外壁のアスベスト除去の必要が生じたことから設計を変更したうえで、工期も11月に延長された。このため、詰所の年度内完成に向けては、解体改良後即座に建設に取り掛かれるように、11月中の入札執行を視野に入れている。