伊勢湾岸自動車道刈谷パーキングエリア(PA)に整備が計画されている「刈谷スマートインターチェンジ(IC)」(仮称)について、刈谷市の市道との連結が国土交通大臣から許可された。これを受けて8月16日、連結許可書の伝達式が開かれた。国土交通省名四国道事務所の牛居恒太所長が竹中良則刈谷市長に許可書を手渡した。いよいよ事業着手の準備が整った。
牛居所長は、スマートICの地域への整備効果は明らかだとして、「計画通りに進めていくには、調整や地域の理解が必要。また、アクセス道路の整備も重要だ」と指摘。「一日も早く整備が完了し、地域が今以上によくなることを期待している」と述べた。
竹中市長は、「地元が待ちに待った許可」だとして感謝を示し、「整備に最大限の努力をしていきたい」と話した。
刈谷スマートICは、刈谷ハイウェイオアシスがある刈谷PAに整備する。上り線は市道01―41号線、下り線は市道01―41号線に連結する予定だ。同PA周辺には自動車産業などが集積。前後の豊明ICと豊田南ICや周辺の幹線道路では慢性的な渋滞が発生している。
また、刈谷ハイウェイオアシスは、年間1000万人の集客があり、回遊観光客の増加に向けて、各施設へのアクセス性向上も必要だ。そこで、産業の生産性向上、交通渋滞の緩和、地域の活性化などを目的にスマートICの整備を計画した。
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建通新聞社