小出商工会(井口政秀会長)と小出商店街組合連合会(星孝一郎会長)は、魚沼市役所小出庁舎に佐藤雅一市長を訪ね、今後、解体が想定される同庁舎跡地への複合施設設置を求める要望書を手渡した。
要望された施設は、多くの人が訪れ活動した後、小出商店街の利用を促すことを主旨とし、災害時における拠点機能も有するもの。規模は、2階建て延べ2267平方メートルを想定。1階には、市民センター、交流スペース、トレーニングスペース、管理人室を配置し、2階には、集会場、多目的室、研修室、学習室など公民館機能を集約する。このほか、駐車場81台分、駐輪場20台分の整備も要望した。井口会長は、同商店街の活性化とにぎわいの創出などを求め、佐藤市長は、市民検討会の経過を踏まえて対応する、と応えたという。
市では現在、新庁舎建設事業と並行して、既存公共施設の再編や利活用について検討を行っている。小出庁舎はこれに伴い解体が予想されていることから、小出商工会では、研究会を立ち上げ跡地活用のあり方について検討を重ねていた。