県北千葉道路建設事務所は、国道464号北千葉道路整備事業の東側U期区間3・7qについて本年度、事業費16億8500万円と債務負担行為5億2200万円を合わせた総額22億700万円を投入し事業を推進する。同区間では橋梁4橋が計画され、本年度は、JR成田線を横断する(仮称)土屋橋の下部工に着工する。また、U期区間段階整備設計を委託し、事業を効率的に進めるための事業手法等を検討する。委託業務は6月30日の入札で建設技術研究所(千葉事務所・千葉市中央区新町18―14)に委託した。
土屋橋は、U期の起点からJRを横断する橋梁で、国道408号に接続する。橋梁の規模は橋長493・5mと国道408号に降りるランプ橋が上下線合わせ352m。橋梁形式は、本線起点側289・8mが鋼7径間連続少数鈑桁橋、本線終点側203・7mが鋼5径間連続少数鈑桁橋。ランプ橋は、Bランプ橋が橋長162・6mの鋼4径間連続少数鈑桁橋、Cランプ橋が橋長189・4mの鋼5径間連続少数鈑桁橋。
本年度は、起点からJR成田線の手前までを実施。土屋橋本線のA1橋台とP1橋脚、P6橋脚、BランプA1橋脚、P1橋脚、P3橋脚、CランプのA1橋脚、P1橋脚、P4橋脚などを予定。設計はいであ(千葉営業所・千葉市中央区神明町201―5)が担当。
本線のA1橋台は、先月14日の総合評価一般競争入札で高秀建設が予定価格6406万円(消費税抜き)に対し6400万円(同)で落札した。工期は220日間。橋台の形式は逆T式で、工法は杭基礎工法(鋼管杭)。主要資材は鋼管杭(φ800o・L28・0m)14本、コンクリートV471立方m、鉄筋19・5t。
また、先月28日には「土屋橋本線P6・BランプP3・CランプP4橋脚」の総合評価一般競争入札を公告。9月13日に開札する。規模等はP6、P3、P4橋脚が各1基。杭は鋼管ソイルセメント杭φ1400o・L19・5m〜20・5m、27本。
このほかの橋梁は(仮称)下金山橋、(仮称)取香川橋、(仮称)国道51号横断橋の3橋。
下金山橋は、土屋橋から連続し、根木名川を横断する橋梁。橋長は541mで、起点側300mが鋼7径間連続少数鈑桁橋で、終点側241mが鋼4径間連続少数鈑桁橋。設計は建設技術研究所が担当。
取香川橋は、成田市東金山地先で取香川を横断する橋梁で、上下線合わせ427・9m。形式は上下線とも鋼4径間連続少数鈑桁橋、橋長は上り線が216・4m、下り線が211・5m。設計はパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―17)が担当。
国道51号横断橋は、成田市山之作地先で国道51号をボックスにより横断する。橋長は57・0mで、形式は鋼単純細幅箱桁橋。設計はエース(千葉営業所・千葉市中央区中央4―14―1―3―D)が担当。
橋梁の発注予定は次の通り。(@工事場所A工種B工事概要C工期D入札方式E発注予定時期)
▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋BランプA1橋脚、CランプA1橋脚、CランプP1橋脚=@成田市押畑A土木一式B橋脚3基C11か月D一般E第4四半期
▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋BランプP1橋脚、P4橋脚、CランプP2橋脚=@成田市土屋A土木一式B橋脚3基C15か月D一般E第3四半期
▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋P1橋脚=@成田市押畑A土木一式B橋脚1基C10か月D一般E第4四半期