日本工業経済新聞社(群馬)
2017/08/18
【群馬】高崎設備協会・1級施工管理技士(電気)の実地試験準備講習会を開始
高崎設備協会(阿久澤茂会長)は17日、高崎市にある高崎電気工事協同組合大会議室で2017年度一級施工管理技士(電気)の実地試験準備講習会を開催した。6月11日に行われた学科試験などに合格した12人が参加。毎週1回、全8回の講義を受け、10月15日の試験での合格を目指す。合格発表は18年2月2日。今回の受講者は、平均年齢35・9歳で、今までで一番若い。
同協会の開催する準備講習会は、昼間仕事を行っている受講者に配慮して午後6時30分〜9時30分に実施。講習費は2万円で、現場経験の豊富な講師たちが、過去問題などをきめ細やかに解答・解説する。同講習会の受講者の合格率は09〜16年度の累計で学科試験が57・9%、全国平均の38・7%と大きく上回る成績を収めている。実地試験は全国平均65%に対して同講習会の受講生は71・1%となっている。6月に行われた17年度の学科試験では受講した9人のうち8人が合格、合格率88・9%という結果となった。
冒頭、阿久澤会長は「いよいよ実地試験の準備に入りますが、学科よりも実地の方が皆さんの日ごろの仕事に馴染んでいることが多いので勉強しやすいのではないか。日ごろ現場で考えていることに即した問題がかなり出ると思います。学科よりも実地の方が合格率が高いというデータもあります。現場管理を目指す上で、この資格は必要最低限の資格ではないかと思います。資格を取って、経験を積んで、施工管理に関するエキスパートになっていただきたいというのがわれわれの願いです。講師の先生の話をよく聞いて、ぜひ頑張っていただいて、全員の合格することを心から願っております」と激励した。
初日に行われたオリエンテーションでは、各講師から講義内容や出題の傾向、合格に向けての勉強方法などの説明がされた。
講師はクシダ工業(高崎市)営業統括本部の金井等技術開発部長が電気工学など、宮島電気工事(高崎市)の野洋一専務取締役が施工管理、藤田エンジニアリング(高崎市)総務部総務課の荻野浩美課長が法規・施工方法、東京電気管理技術者協会(前橋市)電気管理の三田哲裕氏が施工経験記述をそれぞれ担当する。