富山市民病院は17日までに、「富山市民病院手術部門増築等事業基本設計業務委託」の提案競技(プロポーザル)で、内藤建築事務所名古屋事務所を特定した。
内容は同病院敷地内(2万9229平方メートル)における手術室および既存施設の移転先、2階建て延べ約720平方メートルに係る基本設計一式。提案限度額は934万2000円。履行期間は18年2月28日まで。
同病院では手術部門の老朽化が著しく、手術器械・器具の大型化や種類の増加により手術室が手狭。最新医療技術を用いた手術が困難になる上、手術件数の増加で手術室が不足してきており、これらに対応するため手術室を増築する。既存の手術室は休止できないことから、現在地東側に増築する。2階に手術室3室を増設し、1階に作業療法室を配置。基本設計を経て、18年度に実施設計、19年度に既存作業療法室撤去および増築・改修を行う。20年度中に新設手術室を稼働する。