米山隆一新潟県知事は10日、定例記者会見を開き、建設現場への先進技術の導入に向けて、システム開発企業を公募すると発表した。
コンクリート構造物の品質確保に着目し、打設管理記録を収集する機能や、施工状況のチェックにより建設現場のコンクリート打設作業を支援するシステムを開発するのが狙い。
業務名は「AI・IoT活用ビジネス創出システム開発業務(その1)」。参加申込書を9月1日、企画提案書を19日までそれぞれ受付。主な資格は、単体が県内に主たる事業所を有しシステム開発などの経験がある者など。共同企業体については、企業や大学等とビジネスモデルに沿ったシステムの運営管理または保守管理などをする県内に事業所を有する法人で構成(1法人以上は県内に主たる事業所)。履行期限は18年3月26日までとし、委託料は800万円以内(税込み)。
会見の中で、米山知事は「建設現場の生産性や品質、安全性の向上のためにAI・IoTといった先進技術や自動化技術の導入を目指していく」と説明した。