愛知県豊田加茂農林水産事務所は、特定農業用管水路特別対策事業の新規地区として「豊田みよし地区」の整備を計画しており、2017年度から工事に着手する。「特定農業用管水路特別対策事業豊田みよし地区保見工区その2工事」を8月中に総合評価の一般競争入札で発注する予定だ。
全体計画によると、愛知用水の末端水路で、石綿管を塩化ビニール管に更新する。敷設後、40年以上が経過しており、石綿による影響の防止、農業用水の安定供給による農業経営の安定化を図ることが目的。
対象は豊田市の保見地区(延長2・7`)、みよし市の福谷地区(延長0・2`)、東山地区(延長0・4`)、福田地区(延長1・3`)の4地区で、合計延長4・6`。既設埋設管は、口径75〜400_の石綿管。既設管を同程度の塩化ビニール管を開削工法で更新する。また、更新に伴い一部でルートの変更などを計画している。設計は大増コンサルタンツ(名古屋市中川区)が担当した。
事業期間は16〜19年度としており、概算事業費は2億0800万円を見込む。
「保見工区その2工事」では、延長900bで口径75〜200_の塩化ビニール管への更新を予定している。工期は約8カ月。
なお、17年度は3件の工事を予定しており、6月22日に「豊田みよし地区福谷工区その1工事」を発注し、8月7日に「豊田みよし地区保見工区その1工事」を公告した。17年度で豊田市の保見地区とみよし市の福谷地区の更新は完了する。18年度からみよし市の東山地区と福田地区で工事着手する見通し。
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建通新聞社