建通新聞社
2017/08/16
【大阪】寝屋川北部地下河川 鶴見調節池の設計へ
大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川の整備事業で、大深度部分となる鶴見調節池の詳細設計に着手する。第3四半期に公募型プロポーザルを公告する予定だ。シールドの詳細設計を内容とし、委託期間は15カ月間を想定。府では今後、同設計を進めるとともに大深度地下使用の許可手続きを進め、2020年度前後の着工を目指す。
寝屋川北部地下河川の工事未着手区間は、鶴見立坑〜城北立坑間(内径9b、延長1778b、貯水量12万立方b、鶴見調節池)、城北立坑〜排水機場間(内径11・5b、延長2905b、貯水量30万立方b、都島調節池)の延長4684b。
同区間では基本的に、都市計画道路下に大深度を使用して施工する。大深度区間は、大阪内環状線(国道479号)から最下流部の排水機場までの延長3549b(内径9b延長約643b、内径11・5b延長2905b)となっている。
急勾配区間となる鶴見調節池では、シールドセグメントの仕様を、合成セグメント(嵌合方式)に仮設定している。同区間では、完成後5〜10年程度のモニタリング期間を設け、流量や管内の損傷度を検証していく方針だ。
17年度はこの他、城北立坑の詳細設計に着手する。委託先を決める公募型プロポーザルを10月までに公告する予定だ。