静岡市は、清水清掃工場跡地へのストックヤード建設計画で、今後、解体工事発注仕様書作成業務と実施設計に着手、工事は2018年度早々にも発注する。
清水清掃工場の閉鎖に伴い、3施設・285d毎日(105d×2施設、75d×1施設)を解体し、跡地にストックヤード、多目的広場を整備する。解体工事発注仕様書作成業務を国際航業(東京都千代田区)、実施設計を地域まちづくり研究所(静岡市葵区)に委託、どちらも17年度末までの納期で進める。
計画では、18年度、19年度に既存の建物やプラントを解体し、19年度、20年度にストックヤード建設、多目的広場整備などを行う。
ストックヤードは、敷地の東側、敷地内道路以東の約8000平方bに建設予定。入り口・外構、管理棟整備も実施する。敷地の西側、敷地内道路以西の約5000平方bには、多目的広場と隣接する清水北部交流センターの駐車場も合わせて整備する。
解体工事は、前例などから静岡県外業者への発注も予想される。撤去施設は、鉄筋コンクリート造3階建ての投入室上屋1棟、鉄骨造平屋の焼却炉上屋1棟、プラットホーム上屋1棟(鉄骨造平屋)、ごみピット1基(鉄筋コンクリート造1200立方b)、管理棟1棟(鉄筋コンクリート造2階建て)、計量機室上屋1棟(コンクリートブロック造平屋)、廃水処理設備1棟(鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て)、煙突1基(鉄筋コンクリート造、径2・1×40b)、ペットボトル破砕などの工場施設。収集センターは継続利用する。
所在地は清水区八坂町2111。敷地面積は1万2150平方b。基本計画は、建設技術研究所(東京都中央区)が担当した。
沼上清掃工場、西ケ谷清掃工場の2工場体制への移行に伴い、清水清掃工場を閉鎖して転用するもので、約14億円の事業費を見込んでいる。
提供:建通新聞社
(2017/8/16)
建通新聞社 静岡支社