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　七呂建設（七呂恵介社長）は、鹿児島市石谷町の本社併設住宅展示場横に社員とお客さまの子どもを対象とした事業所内保育所「なないろ保育園」を開設する。10月のオープンを予定し、子育てしながら働く社員を応援する。現在自社の設計・施工で建築中。県内の住宅メーカーとして初めての取り組みという。
　同社では、現在も展示場内にプレイルームを設け、保育士が来場者の子どもを対象に面倒を見ているが、スペースが狭い。また、新入社員も最近、女性の採用が増えているために新設を決めた。
　建物規模はＷ造２階建225�u。定員は14人（１歳児以下３人、２歳児以上11人）。社員の仕事と家庭の両立支援（ワークライフバランス）を目的に新しく始められた国の助成制度「企業主導型保育事業」を活用して整備する。
　同保育園では、親子がそろって食事が楽しめる食堂を設置。子どもと過ごす時間が少ない社員も一緒に昼食がとれるほか、保育園への送迎の心配もなく、休憩時間に様子を見に行くこともできる。また、子育て世代が多い住宅購入者も安心して、打ち合わせに集中できるように、プレイルームを完備する。
　施設は、温度や湿度を年間通して一定に保つ新技術を搭載。床には長野県の��あづみの松�≠ﾌ無垢フローリングを全面に使用し、最新の住環境技術を採用している。
　七呂社長は「社員が働きやすい環境を整えていきたい」と話した。