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鹿児島建設新聞
2017/08/17

【鹿児島】新若浜地区ふ頭再編改良/1919年度から航路・泊地浚渫、総事業費は106億円

 国土交通省九州地方整備局と県は、志布志港(新若浜地区)でふ頭再編改良事業を実施している。2019年度からは航路・泊地の浚渫、荷役機械設置は20年度から着手したい考えだ。総事業費は106億円(荷役機械含む)。現在、公有水面埋立に向け手続き中で21年度完了予定。防波堤(沖)築造については1函分を据付け、19年度の完了を目指す。
 ふ頭再編で、エプロン敷(6504u)を直轄により、水深16m岸壁の建設を推進していく。延長が320m、エプロン幅は20mでケーソンを据え付けることで整備を図る。
 荷捌地敷(1万6987u)は県が担当する。まず、若浜水路護岸(延伸部)周辺に位置する既設消波ブロック等を撤去。岸壁周辺の取付護岸に着手したあと、水路護岸の延伸部(51m)を進めていく。
 埋立土砂については、航路および泊地の浚渫土(15万7000m3)を利用。17年度は、水路護岸の築造に向けて測量設計を行い、一部で工事着手する見通しだ。
 完成後は、泊地や航路等の関係で水深14mによる暫定運用。また、背後地の港湾関連用地(10ha)は、港湾管理者が別事業により造成する。土地利用計画は倉庫や道路用地となる。
 また、国が行う防波堤(沖)延伸は17年度、ケーソン据付1函(25m)等を行う。整備延長はⅯmのうち16年度末で900mが完了。残事業は3函分の75mとなり、19年度の完了を目指す。
 若浜地区防波堤(沖)(改良)整備には17年度、2函分(37m)に被覆と消波ブロックを据え付ける。全体延長2086mのうち、16年度末で1951mが完了している。

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