秋田市上下水道局は、豊岩配水場から秋田刑務所まで布設されている上水道豊岩幹線の一部と、浜田幹線・豊岩幹線の2幹線を連絡している浜田豊岩連絡管を老朽化などに伴い更新するため、局内で工法やルートなどについて検討している。昨年度は日本工営に基本設計を委託しているが、実施設計の委託は来年度以降となる。
現在、仁井田浄水場でつくった水は豊岩配水場から豊岩幹線で川尻、山王、大町、旭南、楢山、茨島、仁井田西、仁井田東、御野場地区に配水。豊岩浄水場の水は浜田幹線で浜田、下浜、新屋、新屋高区、新屋低区、新屋東部、割山高区、割山低区、向浜、寺内高区、八橋北、八橋南に配水している。浜田豊岩連絡管は、この2つの幹線を連絡している管。
昨年度に委託した基本設計は、豊岩幹線の豊岩配水場から秋田刑務所まで(既設L1,560m、φ600〜800)と、県立図書館交差点から秋田刑務所までの浜田豊岩連絡管(既設L1,440m、φ500)が対象。いずれも布設から40年以上を経過して老朽化が進んでおり、豊岩幹線の対象部分はダクタイル鋳鉄管で耐震性が不足しているほか、浜田豊岩連絡管では漏水なども発生している。
提供:秋田建設工業新聞社