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秋田建設工業新聞社
2017/08/08

【秋田】下旬の1次審査で5社程度に絞り込み/病院改築基本設計プロポ

 地方独立行政法人市立秋田総合病院は、同病院改築の基本設計プロポーザルで、参加表明のあった全JVから7日までに技術提案書が提出されたため、今月下旬の第2回プロポーザル審査委員会で1次審査を行い、9月の公開プレゼンテーションに進むことができるJVとして5JV程度を選定する方針だ。プロポーザルには県外の大手設計事務所と地元設計事務所2社による複数の設計JVから技術提案が提出されている。
 市立秋田総合病院(秋田市川元松丘町4の30)は昭和59年に竣工。すでに建設後30年以上を経過しており、耐用年数(税法上の減価償却年数39年)からみても建て替えの時期にきているため、現在地で建て替える。
 現在、進められている基本設計プロポーザルの契約限度額は1億768万6,800円(税込)で、大手設計事務所と地元設計事務所2社による複数のJVが参加表明と技術提案を提出している。今月下旬に開かれる第2回プロポーザル審査委員会で5JV程度まで絞り込み、来月1日には公開プレゼンテーションへの参加要請とともに審査結果が通知される。
 公開プレゼンは来月16日に予定しており、同月下旬に最終審査が行われる。設計者が特定された後は、来年5月までかけて基本設計を行う。実施設計は同年6月から平成31年6月までの履行期限を予定、31から34年度で新病院を建設し、同年度の開院を目指す。
 なお、今回のプロポーザルにおける技術提案では@患者さんの笑顔のための施設整備 A人が育つ働きがいのある施設整備 B多様化する医療の変化に対応可能な施設整備 C経営の視点を考慮した施設整備 D地球環境に配慮した施設整備―という5つの特定テーマが設定されている。 


提供:秋田建設工業新聞社