建通新聞社
2017/08/08
【大阪】天保山客船TM 9月に参加表明受け付け
大阪市は、BTO方式により整備を予定する天保山客船ターミナルについて、総合評価落札方式の一般競争入札を公告した。9月11〜15日に参加表明書を受け付け、10月3〜10日に対話を実施。その後、11月20〜24日に入札書と事業提案書を受け付け、同月27日に開札。12月中旬に入札参加者によるプレゼンテーションを行い、同月中旬に落札者を決定する。
入札には、複数の企業で構成するグループで参加する。応募要件に関しては、設計、施工、工事監理、維持管理について、それぞれ設定している。
設計に当たる企業の応募要件は、▽市の「建築設計・監理(一級)」の入札参加資格▽延べ床面積1000平方b以上の旅客ターミナルを含む施設(以下、基準規模)の設計実績―など。
施工に当たる企業の応募要件は、▽市の「建築一式」の入札参加資格▽建築一式の総合評定値が1100点以上▽基準規模の施工実績―など。
工事監理に当たる企業の応募要件は、▽市の「建築設計・監理(一級)」の入札参加資格▽基準規模の工事監理実績―など。
維持管理に当たる企業の応募要件は、市の「建物等各種施設管理」の入札参加資格があることなど。
新客船ターミナルは基本的に平屋か2階建てで計画する。施設内容としては、▽入出国審査スペース(2000平方b)▽荷物置き場(1350平方b)▽多目的ホール(1050平方b)―などを求める。
事業区域面積は全体で約1万0810平方b。このうちターミナル敷地は3139平方b、岸壁は7400平方bとなっている。区域内にある現施設は鉄筋コンクリート造2階建て延べ2979平方b。場所は大阪市港区築港3ノ11ノ1。
市では、同事業に関する現地説明会を8月21〜25日(参加受付は16日まで)に実施する