日本工業経済新聞社(茨城)
2017/08/02
【茨城】県境土地改良が古河山田地区農業基盤整備で区画整理や農道工事
県県西農林事務所境土地改良事務所工務課は、2017年度に新規採択された古河市山田地区農業競争力強化基盤整備事業(畑地帯担い手育成型)で、農地の区画整理と農道整備に着手する。22年度までに見込む総事業費は9億650万円。現在、土地改良法の手続きを進めており、今後、交付決定を経て、測量や設計に入っていく。
同地区は古河市のほぼ中央に位置。県道56号つくば古河線の南側、県道17号結城野田線の西側に広がる平坦な畑地帯。受益面積は48・3haで、内訳は畑39・3ha、水田9ha。
現在、畑地の区画が不整形であり、農道も狭く、営農に支障を来している。また、用排水路も未整備であるため、農産物の安定生産に影響を及ぼしている。
今回の基盤整備事業により、区画整理や農道・農業用用排水施設を整備。担い手に農地を集積し、高品質な農産物の安定生産などを図る。事業期間は17〜22年度の6年間。
基盤整備では45・5haの区画整理と1039mの農道整備を実施する。このうち区画整理では、整地工45・5ha、農道工(区画内道路)7144m、排水工(U字溝、フリューム)6094m、パイプライン工45・5ha、用水機場1カ所を計画している。
総事業は9億650万円。内訳は区画整理に5億5580万円、農道整備に7590万円、測量設計に1億7010万円、用地補償に6300万円、換地に4170万円を見込んでいる。