愛知県豊田加茂農林水産事務所は、水質保全対策事業の「矢作西部地区」でパイプラインの更新を進めており、2017年度の事業として「その5工事」を8月中に総合評価の一般競争入札で発注する予定だ。
同事業の全体計画は、農業用水路の矢作西部幹線で、豊田市大清水町地内から本新町地内までの延長6・8`を対象に、配水管を更新する。老朽化による漏水対策などが目的だ。この他に、四郷町地内の籠川水管橋の下部工に対する耐震対策を行う。
既存の配水管は口径350〜450_の塩化ビニール管となっており、同口径程度の強化プラスチック複合管かダクタイル鋳鉄管への敷設替えか、もしくは既設管を更生工法で更新する。籠川水管橋については、下部工の液状化対策を予定している。各年度で行う設計の中で詳細な工事内容を決めていく。
17年度については、延長500bで主に既存管口径350〜400_の塩化ビニール管を、ダクタイル鋳鉄管に敷設替えする予定。工期は約6カ月。所在地は豊田市西新町。
同地区の事業期間は20年度まで。受益面積は約247f。概算事業費は7億8500万円。15年度に工事着手し、16年度で「その4工事」までの4件の工事を発注しており、延長750bの整備を完了した。18年度以降も管路の更新を進め、その後に水管橋を整備する見通し。
設計はNTCコンサルタンツ中部支社(名古屋市中区)が担当している。
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建通新聞社