高岡市は、新防災センター整備事業で、実施設計を今月中にも発注する計画だ。
主な施設は管理棟(防災管理ステーション)と車庫棟。管理棟は約420平方メートル。車庫棟はS造で、合計約2726平方メートルを確保。大型車庫、小型・中型車庫など3棟程度を想定する。このほか、備蓄棟、調整池、防災活動促進エリア、職員駐車場、多目的用地などを設ける。
建設場所は戸出西部金屋地内で、スポーツ健康センターの隣接地。敷地面積は1万8242平方メートル。
17年度当初予算には実施設計に2250万円を計上している。
現在の防災センターは戸出大清水地内に89年にオープン。防災センター本館と防災資機材備蓄施設を備える。
市では、除雪機能も有する広域的な防災拠点として、近年多発する大規模災害や集中豪雨などの課題に対応するため、県など関係機関に対し、着工に向けた財政支援を要望していく。
総合計画第3次実施計画では事業費を9億5400万円と試算する。
基本設計は吉田建築事務所(高岡市中川)が担当。