一般国道17号浦佐バイパス整備促進期成同盟会の佐藤雅一会長(魚沼市長)と同六日町バイパス促進対策協議会の林茂男南魚沼市長らは4日、北陸地方整備局に小俣篤局長を訪ね、両バイパスの整備促進に関する要望書を手渡した。
要望は非公開で行われ、小俣局長は「早期の全線開通に向けしっかりと取り組む。事業の展開のため、地元の皆さんにも頑張ってほしい」と応えたという。
国道17号浦佐バイパスは、南魚沼市市野江甲から魚沼市虫野地区を結ぶ延長6・6キロ。沿線に水の郷工業団地や魚沼基幹病院を擁し、更なる企業集積や救急搬送路の確保などが期待されている。また、同六日町バイパスは、南魚沼市竹俣と庄之又を結ぶ延長5・1キロ。整備効果では、国道253号や関越道から市街地へのアクセス性向上、災害発生時においても信頼性の高い交通ネットワークの形成が見込まれる。
閉会後、取材に応じた佐藤会長は「地域の命と暮らしを守る基幹的な道路。私たちも早期開通へ努力する」と意気込み、林市長は「六日町バイパスは11年の水害時も立派に機能を果たしていた路線。命の道路としてもすばらしい道となる」と期待を込めた。
要望書では、道路財特法の補助率等嵩上げ措置の継続、道路整備予算の長期的、安定的な確保、両バイパスの早期全線開通などを求めた。