建通新聞社
2017/08/07
【大阪】うめきた2期 今冬に開発事業者公募
JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた2期地区」について、大阪市は民間事業者公募に向けたスケジュールを公表した。公募はUR都市機構が主催し、9月ごろに開発条件の説明などを行った後、冬から募集を開始。2018年春に提案を受け付け、夏に事業者を決定する。大阪最後の一等地と呼ばれるうめきた2期事業がいよいよ具体化する。
うめきた2期地区では、施設イメージとして、イノベーション施設(例=企業の新規事業開発の担当部門や研究所など)や、プラットフォーム施設(例=総合コーディネート機関の事務所など、延べ床面積約1万平方b)などを想定。また、緑の整備では、中央部に配置する4・5fの都市公園と周辺の民間敷地を合わせ、地区全体で約8f分を確保する。
現在、JR東海道支線地下化、(仮称)北梅田駅設置、大阪駅北大深西地区土地区画整理などの基盤整備が進行中。23年春に北梅田駅が完成予定で、24年夏には再開発ビル、公園など主要施設がおおむね完成する。道路を含む基盤整備の全体完成は27年春になる見込みだ。
民間事業者の募集に関しては、13年度に1次事業コンペを実施、優秀提案者に20者を選定済み。今回は、同20者の構成企業や、新たに20者に加わる企業が公募対象となる。
ことし1月に開かれた大阪駅周辺地域部会では、事業者に求める提案として、▽プラットフォーム施設の整備計画▽イノベーション施設の導入機能と整備計画▽約8fの「みどり」の確保の考え方―などが示されていた