三重県桑名農政事務所は、基幹土地改良施設防災機能拡充保全事業木曽岬2期地区で木曽岬町富田子地内の川先排水機場を改築する。2017年度事業で矢板護岸工や盛土工、一部基礎杭工を進めている。今後、補正予算などの措置が順調なら残る基礎杭工を発注する方針。また、18年度は地下室部分の下部工事などを計画しており、関連する設計を若鈴(津市)に委託した。
同事業は、川先排水機場が老朽化による排水機能の低下や流域内の状況変化、耐用年数超過などから改築する。既設排水機場の解体工事は完了している。詳細設計は若鈴が担当した。
今回の業務では、17年度に実施した埋設物調査で鋼矢板や鋼管杭の埋設が確認されたことから、基礎工の配置などについて再検討を行う。場内では50本程度の鋼管杭による基礎杭工を予定しており、このうち17年度事業では10本程度の基礎杭工を行う予定。
改築する川先排水機場の完成時期や供用時期など詳細は明らかにしていない。
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建通新聞社