日本工業経済新聞社(山梨)
2017/08/04
【山梨】校舎基本設計に着手・プール新設来月発注 中央市豊富小
中央市は本年度、豊富小学校普通教室棟とプールの整備促進を図る。教室棟は、基本設計に取り組むなかで仮設校舎の必要性を再確認。プールは、解体工に並行して来月にも新設工発注に駒を進める。
先月28日に執行された入札により、普通教室棟基本設計は馬場設計が落札した。現状の建物はRC造3階建て延べ約2000u規模で、全校7学級の普通教室と職員室、保健室、図書室などが収まっている。
新校舎も同規模が考えられており、ここまで工事期間は仮設校舎での授業を想定していた。が、予算面も考慮し、仮設に頼らず事業を進められないか、再度基本設計のなかで検討する方針。
当初予算では、基本に1409万円、実施に3634万円の設計費用を対応しているほか、仮設校舎の設計分として609万円を計上している。仮設対応の場合は、2018年度から2カ年での新校舎建設を見込んでいる。
一方、プールについては、現施設から東へ12mほど平行移動するかたちで新設する計画。解体工事を荻野工務店が請け負い、今シーズン終了後に本格着手。9月下旬にも新設工事の入札を実施し、年度をまたぎ来夏の完成を目標に整備を進める。新設には工事費1億5000万円を当初予算に盛っている。
【図:豊富小学校の施設配置。仮設の場合は校庭に建設される】