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北陸工業新聞社
2017/08/04

【石川】小松白川連絡道路を直轄で/谷本知事と小俣整備局長懇談/梯川天神分水路は11月竣工式典

 谷本正憲知事と小俣篤北陸地方整備局長との懇談会が3日、県庁庁議室で開かれた。
 小俣局長はあいさつの中で県内における直轄事業に触れ、国道159号金沢東部環状道路の金沢市神谷内町〜東長江町間1・8キロメートルの4車線化は今年度供用を目途に鋭意工事を進め、金沢港の無量寺岸壁も早期完成を目指して整備を進めていくとの意向を示し、「地域の基盤を支える仕事をしっかり進める一方、防災対策の基盤づくりやソフト対策も県、市町村とともに連携しながら取り組む」と述べた。加えて、地域の建設業界を支えることも大事な仕事と強調した上で「健全な建設業として、地域に持続的に根ざしてもらえるよう、県と二人三脚で取り組みたい」と協力を求めた。
 谷本知事は「開業3年目を迎えた北陸新幹線を中心にして陸海空の様々な交流基盤の整備を進めることが地方創生、交流人口、移住定住人口の増加につながる。石川県の場合は説得力のある構図が出てきており、北陸地方整備局も胸を張って公共事業をやっていただきたい」と語った。
 整備局側から佐々木宏次長、渡辺学企画部長、牧野浩志建政部長ら、県からは山岸勇土木部長、松田洋一郎技監らがそれぞれ同席した。
 懇談は非公開で行われた。松田技監によると、谷本知事は金沢港南地区岸壁改良事業の整備推進と、県による同港機能強化整備計画への支援、のと里山海道4車線化及び加賀海浜産業道路手取川架橋区間、国道470号輪島道路の整備促進、長大トンネルを含む小松白川連絡道路の直轄での事業推進などを求めた。
 整備局側は県内直轄事業の進ちょく状況などを説明したほか、梯川河川改修事業における天神地区の分水路等整備について、今秋に全ての工事が完了する予定で、11月19日に竣工式典を開くことを明かした。

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