島田市は、新島田市民病院建設事業で本体・改修・解体・外構工事を9月20日に総合評価方式・技術提案評価型で一括発注する予定。入札参加資格要件は、単独、JVのどちらも可としている。施工者選定の評価項目に、地元活用(地元調達率)を加える。
施工者の公正公平な選定のため、市民病院と外部学識経験者らで構成する施工者選定審査委員会を設置した。2018年3月までに施工会社を決める予定。
新病院入り口道路改良工事などの関連整備事業は、本体工事計画に合わせ発注する。市内業者の活用を考慮し、本体工事とは分離発注する。
現在の東側駐車場付近に、鉄骨一部鉄筋コンクリート造8階建て延べ3万4000平方b、建築面積約6300平方bを建設する。
南海トラフ地震に対応する災害拠点病院として、免震装置に加え、支持杭工法を検討している。病床は445床を予定し、エレベーターは15〜26人乗り11基、小荷物昇降機1基の12基を完備する。21年3月に開院を予定している。
開院後、鉄骨造耐震構造3階建て延べ1861平方bの現救急センターを改修する。その後、旧病院の解体や外構工事に着手し、全体で約1000台収容予定の駐車場やロータリーを整備する。
既存病院の規模は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ3万4999平方b。
基本設計時の概算事業費約241億円のうち、建設工事費は196億円。所在地は野田1200ノ5、敷地面積は約4万5580平方b。
コンストラクション・マネジメント(CM)を導入、建設基本設計CMは、日建設計コンストラクション・マネジメント東京オフィス(東京都文京区)が担当した。
実施設計は、18年3月までの納期で内藤建築事務所静岡事務所(静岡市葵区)が担当している。
提供:建通新聞社
(2017/8/4)
建通新聞社 静岡支社