聖籠町は2日、生涯活躍のまち(CCRC)構想検討会の初会合を開き、基本的な方向性と論点を整理した。
冒頭、渡邊廣吉町長は「実施主体は民間とし、PPPやPFIなどを考えながら進めていく。個人的には、多世代が集う『生涯活躍のまち』が良いと思っているが、方式にとらわれず、地域特性を生かした聖籠町版の構想をつくりたい」などとあいさつした。
議事では学識経験者や産業界、住民など22人の委員から、会長に新潟工科大学の地濃茂雄名誉教授、会長代理にはNPO法人高齢者健康コミュニティの窪田昌行代表を選任。その後、16年度に構想研究会がまとめた最終報告を確認し、議論すべき要項を整理した。
事務局は、総論として自分らしく歳を重ねることができ、多世代が共生する「生涯活躍のまち」の形成が町の活性化につながる、と提案。各論としては▽地域包括ケアシステムの必要性▽高齢者の社会参画支援▽若者やファミリー層の定住促進▽町内在住者および転入者など対象を広くし、施策を検討する−とした。今後、9月と10月の会合で基本的な方向性と施策を検討し、11月の第4回会合でとりまとめを行う予定となっている。