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建設新聞社
2017/08/03

【東北・宮城】久米設計が落札候補/大崎市役所所本庁舎建替の基本計画

 宮城県大崎市は、市役所本庁舎建設整備基本計画策定等業務を委託するため2日に条件付き一般競争入札を行った結果、849万8000円で応札した久米設計を落札候補者とした。今後、事後審査を経て正式契約を結ぶ。入札には7社が参加した。
 本庁舎建て替え事業は、古川七日町に置く市役所本庁舎が老朽化で著しいことなどから、新たに災害時防災拠点になり得る庁舎建設を計画したもの。
 現在、市のプロジェクトチームの中で策定した基本構想では、建設場所は古川七日町の本庁舎北側に位置する庁舎第2駐車場を活用。配置職員数は、2016年度に配属されている約720人程度を想定している。延べ床面積は、1万7000平方b程度が必要とされているが、既存の東庁舎や隣接する大崎市民病院の南病棟の活用策も含め検討を進めていることや構想で算出した総事業費が52億円であることなどを考慮すると、新たに建設する延べ面積は1万平方b程度としている。
 今回の基本計画策定は、旧大崎市民病院南病棟の有効活用策や敷地の利用計画、施設規模・構造の検討、建設費の算出、全体スケジュールの策定などを行う。履行期限は18年3月20日まで。
 今後のスケジュールは、17年度内に基本計画の策定を完了させ、18年度に基本設計、19年度に実施設計、20〜21年度に建設工事、22年度の供用開始を目指す。

 提供:建設新聞社