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新建新聞社
2017/08/02

【長野】塩尻市 新体育館の基本設計者決まる

INA・エーシーエJVが最優秀
 塩尻市は8月2日、新体育館の基本設計業者についてINA新建築研究所(東京都文京区)とエーシーエ設計松本支社のJVを最優秀者に選定したと発表した。4日に業務契約を結ぶ。今回、公募に参加したのは計7者(うち1者辞退、1者失格)。7月14日に開催された1次審査で3者に絞り、27日の2次審査でプレゼンテーションとヒアリングを行い、その後の選定審査会(委員長=上野淳首都大学東京学長)で特定したもの。なお、次点の優秀者にはアーキディアック(松本市)を選んだ。
 市はINA・エーシーエJVの提案について、市や市民団体らと協働して進める取り組み体制や、メインアリーナ・サブアリーナを視覚的、空間的に連続させる計画提案、塩尻市の風土性を踏まえたおおらかな外観デザインなどを高く評価した。
 今後のスケジュールは、新体育館建設懇話会を設置し、基本設計に意見を反映。2018年4月27日までに基本設計を完了させ、18年秋に実施設計と施工を一括で発注して施工業者を選定する。建設は19年8月から21年1月までを計画しており、21年4月の会館を目指す。
 建設地=塩尻市広丘郷原(敷地約2.3万u)
 業務委託料の上限=3570万円
 施設規模=延床面積5830u程度、メイン・サブアリーナ、観客席(固定700席ほど)
 工事費上限=約29億2900万円(税込み)

提供:新建新聞社