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　県県土整備部住宅課は、本年度で佐津間県営住宅の基本設計に着手する。１日に「（仮称）佐津間県営住宅基本設計業務委託（平成29年度）」の簡易公募型指名競争入札を公告した。

事業費は県の６月補正予算で１３８４万円を計上。また、本年度は国府台県営住宅Ａ工区に着工する。工事は建築、衛生設備、電気設備の３件分離で発注。建築は第３四半期に一般競争

入札を公告し、来年２月議会での契約承認を目指す。
　佐津間県営住宅の基本設計は３棟86戸を対象に実施する。応募調書資料の提出を今月21日から23日まで受け付け、９月27日に開札する。工期は２０１８年３月16日まで。
　応募資格は、�@過去10年間に配置予定管理技術者が元請けとしてＲＣ造、ＳＲＣ造またはＳ造で１棟の延べ床面積が９００�u以上の建築物の新築、増築または改築に係る基本設計また

は実施設計業務の経験がある者�A配置予定技術者の手持ち業務量が10件未満かつ４億円未満�B県内に本店、など。
　建物は▽ＲＣ造３階建て延べ約１８１０�u▽ＲＣ造３階建て延べ約１７０８�u▽ＲＣ造３階建て延べ約１８６２�u――の３棟延べ約５３８０�uを予定。事業は段階的に実施する計画で

、１期として30戸程度の建設を予定する。
　同住宅の建設場所は鎌ケ谷市佐津間２２２―９地先。用地は、県営住宅を整備するため、２００２年に取得。現在は県が同市に貸し付け、市が市民に開放し多目的に利用されている。

敷地は鎌ケ谷市の北側、柏市との市境付近に位置し、敷地西側は戸建て住宅、東側は河川。
　同市での県営住宅の整備では、13〜15年度の３か年で四本椚県営住宅１工区58戸を建設した。工事は建築をテクト、衛生設備を早見設備、電気設備を小峯電業が施工。設計は須藤建築

事務所（柏市柏２―７―23）が担当した。
　一方、国府台県営住宅は、１期としてＡ工区78戸を整備する。建物規模はＲＣ造中層５階建て延べ約４７１２�u。事業費は県の当初予算に、債務負担行為13億５８００万円と年度事業

費７７３３万円を合わせ総額14億３５３３万８０００円を措置している。
　昨年度で既存１〜７号棟の９棟（７号棟は３棟）のうち、１、２、５号の３棟を解体。この跡地に建設する。６号棟は入居者が移住するために残す。
　Ａ工区建設後に１〜６号棟の入居者が同棟に移住。その後、３、４、６、７号棟を解体し、２期事業としてＢ工区に着工する。Ｂ工区はＲＣ造５階建て延べ約３９６７�uで、戸数は64

戸の計画。
　同団地の敷地面積は９１９０�uで、このうち約５２９４・55�uを建設用地に使用。用途地域は第一種中層住居専用地域。実施設計は千都建築設計事務所（千葉市美浜区真砂３―１―２

）が担当。