北陸地方整備局敦賀港湾事務所は7月31日、敦賀市松栄町の同事務所庁舎会議室で、16年度完成優良工事等(事務所長表彰)及び16年度完成工事建設技能者の表彰式を挙行した。高野政広所長が1社2氏に表彰状を授与し栄誉をたたえた。
事務所長表彰は優良業務として「敦賀港土質調査」を担当した中央開発北陸支店(片桐芳隆支店長)が受賞。敦賀港における強震計移設予定個所の工学的基盤の深さや地表面までの地盤特性の把握を目的に、ボーリング調査、原位置試験、室内試験とその解析及び磁気探査(鉛直)に取り組んだ。確実な試料採取のために予備調査として標準貫入試験により土質を想定してサンプラーを変更したり、密度検層の実施等、より精度の高い地盤特性や地盤定数の検討及び評価を行った。高野所長は「技術に磨きをかけ、さらなる研さんに励んで頂きたい」とあいさつ。
また、建設技能者表彰では、東洋建設が施工した「平成28年度敦賀港(鞠山北地区)防波堤(改良)外1件基礎工事」の下請負者として、潜水工事を担当した保枝大一郎氏(曽根工業)と、捨石工事を担当した荒木国博氏(北瀬海運建設)が選出。高野所長は「専門工事それぞれの役割で敦賀港の工事に対して品質の確保と向上にご尽力を頂き、また無事故で工事を完成させることに繋がった」と評価した。