ネクスコ中日本と富山県は5日、東海北陸自動車道付加車線設置事業着工式を、南砺市立野原東地内の桜ヶ池クアガーデンで開催する。
▽城端トンネル北側坑口〜福光IC(約5キロ)▽南砺スマートIC付近〜小矢部砺波JCT(約5キロ)―の2区間約10キロに付加車線を設置し、現況幅員を20・5メートルに拡幅する。実質4車線として安全性や走行性の向上を図る。21年度までの完成を予定している。トンネル連続区間を除く県内区間約17キロのうち、12キロが4車線となる。
式には石井隆一知事をはじめ関係者約80人が出席。工事計画説明、鍬入れを行い、知事と関係市長によるトンネル区間の4車線化新規着工を求める共同宣言を採択する。
国土交通省が16年6月、高速道路の暫定2車線区間における付加車線設置・検証路線の1つとして、飛騨清見IC〜小矢部砺波JCT区間を選定。同年8月に県内2区間での設置が決定した
東海北陸道(全長184・7キロ)は、08年に全線開通。起点の一宮JCTから白鳥ICまで4車線で供用し、白鳥IC〜飛騨清見IC間40・9キロでは18年度内に4車線化工事が完了する。