四条通の地下を通る約1qの地下道の活用、活性化の方策を検討する四条通地下道活性化推進会議が7月31日、発足した。
四条通の地上部の歩道拡幅が一昨年に完成。今後は地下道の賑わい創出に向け、今年3月の京都市会予算特別委員会で門川大作市長が推進組織の立ち上げを表明していた。
7月31日の推進会議には、阪急電鉄鰍ゥら上村正美取締役都市交通事業本部副本部長ら、四条繁栄会商店街振興組合から野村清孝理事長ら、京都市から藤原正行総合企画局長、上田誠産業観光局長、鈴木隆志都市計画局交通政策担当局長らが出席した。
阪急の上村取締役は「地下空間はあまり手をつけてこなかったが、環境省の委託事業で照明のLED化を進め、出口を明るくして四条通に誘導するなど努力してきた。これからも協力していきたい」、四条繁栄会の野村理事長は「四条通の歩道拡幅が完成し、来街者も増加した」「四条通の地下道は地上と同じく京都にとって重要と認識している。再生に向けた取り組みに期待する」、京都市の藤原総合企画局長は「四条通の地下道はかねてから課題の一つとなっていた。英知を集め、どうしていくかを議論したい」と抱負を述べた。
その後、今後の進め方などについて意見交換した。