建通新聞社
2017/08/01
【大阪】大阪市南港市場再整備 18年度事業者選定
大阪市は、中央卸売市場南港市場の再整備事業で、実施設計・施工・維持管理を一括するデザインビルド(DB)方式を採用する。2018年度に事業者を選定し、19年度の工事着手、21年度の完成を目指す。
計画では、整備後30年以上が経過している南港市場の再整備に向け、施設の新築や、既存施設の減築、大規模改修を行う。施設は老朽化が進んでおり、衛生水準や機能の向上が喫緊の課題となっている。
南港市場は住之江区南港南5ノ2ノ48に位置し、敷地面積は約10万平方b。新築する施設は▽大動物棟(鉄骨造2階建て延べ9500平方b程度)▽小動物棟(同6250平方b程度)▽関連施設(鉄骨造平屋2500平方b程度)▽病畜棟(同184平方b程度)▽洗車場・おかくず置き場(同220平方b程度)―の5施設。
また、減築・大規模改修の対象となるのは本館棟で、既存規模は鉄筋コンクリート他造2階一部3階建て延べ約2万3340平方b。
総事業費は概算で約149億円。このうち工事費は、大動物棟整備約57億円、小動物棟整備約36億円など計約129億円を見込んでいる。
基本設計とDB方式採用に向けた発注支援業務などはピーピーアイ・大建設計共同体に委託して進めている。納期は18年3月30日。