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建通新聞社(中部)
2017/07/31

【岐阜】県の公立学校空調設置率 全施設で全国平均上回る

 文部科学省がまとめた(2017年度4月1日現在)公立学校施設の空調(冷房)の設置状況で、岐阜県は、小中学校・幼稚園・高等学校・特別支援学校とも全国平均の設置率を上回った。また、静岡を含む東海4県では高等学校を除く全ての施設で設置率トップとなっている(高等学校の設置率トップは愛知県)。特に小中学校の設置率は2014年度には21・5%だったが、今回46・8%と大幅に伸びている。
 内訳を見ると、小中学校の教室数は1万5863室で、空調が設置された教室は7422室。設置率では普通教室が55・2%、特別教室が40・7%となっている。
 幼稚園は、保育室以外の諸室を含む全体数が613室で、422室が設置済みとなっており68・8%(14年度は60・5%)となった。このうち、保育室は437室に対し設置済みが294室で67・3%、保育室以外の諸室は176室中128室が設置済みで72・7%となっている。
 高等学校は、特別教室を含む全体数が4266室で、2149室が設置済みとなっており、50・4%(14年度は44・3%)となった。このうち、普通教室は1221室に対し、設置済みが826室で67・6%、特別教室は3045室中1323室が設置済みで43・4%となっている。
 特別支援学校は、特別教室を含む全体数が1003室で、982室が設置済みとなっており、97・9%(14年度は97・6%)となった。このうち、普通教室は600室に対し全て設置済み。特別教室は403室中382室が設置済みで94・8%となっている。
 この他、体育館への空調設置率は、特別支援学校が21施設中9施設に設置済みで42・9%、小中学校と高校の858施設に対し13施設のみの設置状態となっている。
 文科省では、1998年度からおおむね3年に1回全国の公立学校施設を対象に空調(冷房)の設置状況調査を行っている。全国の設置率を見ると、小中学校が41・7%、幼稚園が58・3%、高校が49・6%、特支校が74・5%となっている。

提供:建通新聞社(2017/07/31)