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北陸工業新聞社
2017/07/31

【石川】財政的支援を要望/美大新キャンパス建設で/金沢市

 金沢市は、金沢美術工芸大学の金沢大学工学部跡地(小立野2丁目)への移転に伴う新キャンパス建設および周辺道路などの環境整備に対する財政的支援を国に要望していく方針だ。金沢開発協議会の18年度要望に新規事項として盛り込んだ。
 美大移転は現キャンパス(小立野5丁目)の老朽化や狭隘化の解消、バリアフリーやユニバーサルデザインなどへの対応を目的に、角間キャンパスに移転した金大工学部の跡地に移る計画。敷地約8・1ヘクタールのうち、約4・7ヘクタールが美大の移転用地となり、約3・4ヘクタールには県が本多町にある県立図書館を移転整備する。
 昨年度に策定した移転整備基本構想によると、施設整備では世界の交流拠点都市金沢の新たなシンボル、ランドマークとなるような質の高い創造的な建築デザインを目指す方針を示す。
 新たな機能では、メディアセンターや国際交流センター、社会連携センター、大学附属美術館などの整備のほか、敷地外でのサテライトキャンパス設置も構想する。
 市は今年度、基本計画策定業務を日本海コンサルタントに委託。基本計画では施設構成や規模、配置、機能、諸室、面積、概算事業費、スケジュールなどを具体化する。
 なお、市は設計に関し、昨年度の基本構想検討懇話会において、プロポーザル方式を検討する意向を明らかにしている。

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