トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2017/07/29

【鹿児島】県、北薩横断道路整備/今年度32億円を投入

 県は2017年度、地域高規格道路「北薩横断道路」に32億4500万円を投入する。泊野道路では、明かり部舗装や安全施設等を整備し、中屋敷IC〜きららIC間(6.9km)の年度内供用を図る。また、阿久根高尾野道路では、詳細な測量設計や地質調査に着手。次の候補地選定に向けた調査を予定している。
 泊野道路は、29億5500万円を投入し、環境等の調査のほか、道路改良や8号橋上部工を計画。16年度補正やゼロ国債を活用して、トンネル内整備など41工区で現場が動いている。18年度には、きららIC〜さつま泊野IC間(4.3km)の供用を目指す。
 広瀬道路には2億5000万円を充て、橋梁上部工(60m)や道路改良を継続。用地取得については、難航個所で事業認定を受け、詰めの作業を行い完了を図る。
 16年度に事業化された阿久根高尾野道路は17年度、4000万円を計上して、詳細な測量設計や地質調査に着手。ルート内の主な構造物は、トンネルはなく、橋梁が数基あるもよう。
 延長は、南九州西回り自動車道の阿久根北ICから紫尾道路の高尾野ICまでの約9km。道路構造は3種2級で、平面交差を基本とする一般道路の一部歩道付きで整備するため、主要交差点2カ所の構造等について検討する。
 同道路で事業化されていないのは、鹿児島空港〜野坂IC間と広瀬IC〜さつま泊野IC間の2区間。泊野道路で整備完了の見込みがたったことから、次のステップに向けて調査を行う。業務名は、地域高規格道路整備計画調査委託(29-1)。今後、発注時期等の内容を固める見通しだ。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK