日本工業経済新聞社(茨城)
2017/07/28
【茨城】筑西市が一本松茂田線の240mを来月にも発注
筑西市土木課は、国道294号〜県道7号石岡筑西線を結ぶ一本松・茂田線について、2017年度の全線開通を目指し整備を進めている。早ければ8月にも、残るB工区の約240m区間の道路改良舗装工事を公告する見通し。工期は90日を見込んでいる。
一本松・茂田線は、筑西幹線道路の一部で、市内の国道294号〜県道石岡筑西線を結ぶ都市計画道路。市街地の渋滞緩和のほか、物流の効率化、県西地域の企業誘致の推進に寄与することが期待されている。
小貝川に架かる筑西大橋(L200m)を県が、それ以外の道路部分(L4460m)を筑西市がそれぞれ担当している。事業期間は05〜17年度まで。
道路整備はA〜Dの4工区に分割して実施。このうち、A工区(L740m)は11年度に、C工区(L1000m)、D工区(L1300m)、筑西大橋は15年度にそれぞれ供用した。
残るB工区の1420m(W30/6・5m)では、路線沿いに整備する新中核病院「県西部メディカルセンター」が昨年12月に着工したことに伴い、A工区から病院付近までの880m区間を供用。施工は渇ьR工務店(筑西市)、潟純Cエスケイ(同市)、総合開発協同組合(同)が担当した。
本年度は、C工区までつながる540m区間を進める計画。このうち300mでは柳沢工務店・江田建設工業JVが道路改良舗装工事に着手。工事概要は掘削2600立方m、下層路盤工1440u、上層路盤工2520u、表層2510u。工期は9月29日まで。
残る240mは、16年度に盛土工事を一部実施。近く道路工事を公告し、年度内をめどに整備する。
なお、当初予算には工事費1億4000万円、設計監理委託料500万円、植栽管理・除草委託料500万円などを計上している。
担当者は「開通すれば、つくば市や栃木県などに行きやすくなり、利便性が一気に向上する。本年度の開通を目指し、整備を進めていく」と話す。