松阪市は、自治体新電力事業に関わる事業パートナーを公募型プロポーザルで選定した結果、東邦ガス(名古屋市熱田区)に決定した。
同市では、松阪市クリーンセンターで一般廃棄物を焼却する際に発生する熱を利用した発電事業を実施しており、この地域で発電したエネルギーを地域内で循環させる地産地消型の新電力事業会社を事業パートナーとの共同出資で設立する。
資本金額は880万円で、同市がそのうちの約51%に当たる450万円を出資予定としており、事業パートナーの出資割合は事業者の提案に基づき協議の上決定する。2017年度内の電力供給を目指す。
同事業では、これまで市外に流出していたエネルギー事業による利益を地域内に還元させ、地域経済の活性化を図るとともにさらなる再生可能エネルギーの利用拡大などを目的としている。
今回の事業で発生した利益については、運転資金に充てる他、同市の基金に寄付し、株主への配当は行わない。主な事業内容は、事業計画などの事業戦略業務、会計業務、広報業務など。
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建通新聞社