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建通新聞社(中部)
2017/07/26

【愛知】豊橋市らが名豊道路の早期全線開通を要望 

 豊橋市(佐原光一市長)や豊川市(山脇実市長)ら7市と幸田町らは、名豊道路における未開通区間の早期完成と交通混雑区間の4車線化に関する要望を国土交通大臣と財務副大臣に対して行った。
 主な要望内容は、「2018年度当初予算ならびに必要十分な予算措置を講じ、緊急かつ計画的に推進すること」「名豊道路の早期全線4車線開通に向け建設推進を図ること」―など。名豊道路4車線化の推進は、岡崎バイパス(BP)、豊橋BP、豊橋東BP、蒲郡BPの幸田芦谷インターチェンジ(IC)〜蒲郡IC間、建設推進は蒲郡IC〜豊川為当IC間を要望した。
 佐原市長は、「ミッシングリングの解消と4車線区間の早期完成をお願いしたい」と要望。田原市の山下政良市長は、「2兆円を超える製造品出荷額を出す工業地帯の北部臨海部には、名豊道路が必要」などと訴えた。
 これに対して、石井啓一国土交通大臣は理解を示した上で、「まずは蒲郡BPの未開通区間に対して用地買収を100%行い、着実に工事を進める。全線開通のめどがたった時点で4車線化も徐々にやっていきたい」と述べた。
 また、木原稔財務副大臣は、「蒲郡BPは全線が開通して最大の効果を発揮する。田原、豊橋から蒲郡方面の物流の重要性を感じた」と述べた上で、「財務省として道路予算の総額を確保した上で、名豊道路における皆さんの陳情を踏まえ、重く受け止めている」と述べた。

提供:建通新聞社