福井県塗装業の確かな発展へ、一翼を担う新組織「福彩会」(ふくさいかい)が22日発足した。
正式名は福井塗装工業会青年部会と称し、県内塗装会社の若手後継者ら15人と、賛助会員として塗料メーカーら9社も加盟しスタートを切った。
設立総会では発起人6人を代表し、岡本ペンキ店専務の岡本弥市氏が挨拶し「若い世代を結集して塗装業界を一層盛り上げていきたい。建築や橋梁、プラントなど各社の得意を持ち寄り、社会的な地位向上にもつなげたい」などと経緯を紹介し、同会の意義を強調した。議事では会則をはじめ役員選任、事業計画、収支予算の4議案を慎重審議の上、原案通り了承。
事業内容は会員の資質向上を図る研修会や講習会を中心に行い、経営等に資する各種情報交換や提供、他団体青年部と交流し、会員相互の親睦も促進する。会員資格は県内に本店や支店、営業所を置く塗装会社の後継者(20〜45歳)らで、日本塗装工業会福井県支部外の参加も呼び掛ける。
設立の背景は、人口減少と高齢化社会を迎え、また建物やインフラメンテナンスの重要性の高まりを受け、県内でも現実的な問題として顕在化する様々な現実を直視。塗装業界の未来を支える人材の育成や新技術・新工法の導入による効率化が喫緊の課題と認識し、関連企業の青年が集う初めての会を発足することとなった。
なお事務局は事務局長の所属会社に置く(初回は野村塗装店)。
岡本弥市 会長
発起人代表で初代会長を務める。挨拶中、若い力を結集する意義を強調した。岡本ペンキ店(敦賀)の専務取締役。
【会の設立目的】
■福井県内塗装会社の後継者、将来の幹部従業員等の育成
■会員の親睦を促進
■福井県内、塗装業界の進展への寄与
【役員名 所属企業】
会長 岡本弥市 岡本ペンキ店
副会長 山浦成暁 ベストワーク
事務局長 野村将平 野村塗装店
会計 小林俊介 山崎塗装店
監事 塚田直勲 塚田商事
監事 小玉紘平 センレイ